ハリスの旋風(1)

学校は大嫌い。
毎日けんかと大食いに明け暮れて、近所の子どもはみんな俺様の子分! その名も石田国松!! 悪さばかりしている国松のもとへある日、名門ハリス学園の園長を名乗る老人が現れ突然入学するようにと迫ってきた。
理由も分からないまま、しぶしぶ通うことになった国松。
そこには腕っぷしのいい奴らがわんさかと…。
次々に彼らをなぎ倒す国松はいくつもの運動部から勧誘を受け、うまい弁当を交換条件にすべての部に入部してしまう…。
けんかでは無敵でもスポーツの方はいまだ未知数の国松。
まずは野球部でライバル校三和田学院との試合に臨む! パワーだけが取り柄の国松は試合前の練習で投げてみてもデッドボールばかり…。
夜の空き地で謎の覆面男との猛練習を積み、いよいよ試合当日。
なかなかの調子で投げていた国松だったが、ささいな事からグラウンドは両校選手入り乱れての大乱闘戦へ!! 肝心の試合はどうなってしまうの――!?国松は対校野球試合での大活躍に我ながら大満足! しかしそれを快く思っていない不良グループはよってたかって国松を袋叩きに…。
やられっぱなしでは気がすまない国松は番長に復讐するため、剣道部に入って特訓を受けることを決意する。
地獄の九十九里合宿に参加したものの、やらされるのは雑用ばかり…。
稽古もろくにできないまま、選手決定試合が行われることになり……。
全国選手権大会への出場資格を得た国松は、学校へ戻っても大ハリキリ! 大手を振ってかっ歩する国松見て、補欠落ちした塩原はますます気を落とす…。
病弱な父を元気付けるためにもどうしても大会に出場したかったのだ。
そんな事情を知った国松はわざと番長との決闘の日時を早め、塩原に選手の座を譲ろうとするのだが……。
剣道選手権大会に出場しハリスを優勝に導いた国松。
自画自賛の学校新聞を書いたところこれが生徒たちに大人気! 竹刀の次はカメラを片手に学園内で大暴れする。
拳闘部でのいじめをスクープして新聞にするも、先輩の佐々木を恐れて部員たちは事実をひた隠しにする…。
嘘つきのレッテルを貼られた国松は、真実を明るみにすべく新拳闘部を旗揚げ! 生き残りをかけて、佐々木率いる拳闘部に決闘試合を申し込んだ…!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60012911